もう一つの佐渡の旅
この夏、カヤックで佐渡島を一周した。インフィールドの佐渡島ツアーに参加したのだ。佐渡の海岸線をたどりながら、この島に足繁くかよった宮本常一のことをふと思い出した。宮本が旅した佐渡はどんなところだったんだろうか。旅から戻ったら、宮本が佐渡について書いた書物を読んでみようと思った。
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この夏、カヤックで佐渡島を一周した。インフィールドの佐渡島ツアーに参加したのだ。佐渡の海岸線をたどりながら、この島に足繁くかよった宮本常一のことをふと思い出した。宮本が旅した佐渡はどんなところだったんだろうか。旅から戻ったら、宮本が佐渡について書いた書物を読んでみようと思った。
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元々スキーヤーではないので、スキー技術そのものにはあまり興味がない。そんな私もスキーの歴史には興味がある。テレマークというマイナーなスキーを選択した時点で、いったいテレマークとは何なのかということを考えざるえなくなった。いってみれば自分のルーツ探し、アイデンティティの模索である。古本屋で『日本のスキー技術70年史』(ベースボールマガジン社)という本を手にした。
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この週末、めったにないことだが土日とも仕事だった。そしてこんな日に限って外遊びには絶好の穏やかな天気になるのだ。それならゆっくり本でも読もうと思った。考えてみれば週末の遊びやその準備で忙しく、落ち着いて本を読むことも少なくなっている。『雪山100のリスク』(近藤謙司、山と渓谷社)という本を読み始めた。雪山でのリスクマネージメントを扱った本である。
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個人的に湖西(琵琶湖西岸)の山々を気にいっている。自宅からそれほど遠くないし、関西では珍しく素敵なブナ林が残っているからだ。そして一冊の本に出会ってから、ますますこの地域の山に愛着がわくようになった。
草川啓三の『近江湖西の山を歩く』(ナカニシヤ出版)は、朽木や野坂山地の山々を紹介した本だ。ガイドブックの体裁をとりながら、単なる案内ではなく優れた紀行になっている。静かな、森の水音が聞こえてくるような、なぜかみずみずしい文体に魅了される。著者のこの山域に寄せる愛情が伝わってくるようだ。
著者は「琵琶湖西岸の山々を歩いていていつも思うことだが、これほど美しい地が他にあるだろうか」という。そしてこの美しさは琵琶湖と冬の季節風がもたらす降雪によるものだろう。稜線をたどっている時、ふと振り返って眺める琵琶湖の美しさは格別だ。冬の雪がつくりだした日本海ブナ帯の樹林と琵琶湖の景観の絶妙な組み合わせが、この山域の魅力なのである。
ブナ林だけならもっとすばらしい場所は他にいくらでもある。西日本でも白山や大山のブナ林はすばらしい。でも琵琶湖はここにしかない。しかもこの辺の山は、京都北山の山々と同じで、古くから人々の生活と密接に結びついた山々だ。かつて琵琶湖と日本海を行き来するのに使われた峠道も多く、歴史の山々でもあるのだ。
ひっそりとたたずむ名前も聞いたことがない山、道も定かでない山を、この本で知った。この本に導かれるように、著者の足跡を自分でもたどってみる。たいていは誰にも会わない静かな山旅を楽しめる。さして高い山があるわけではないが、ブナの森、かつて交易に使われた峠道、山里の村、清冽な水の流れ、心に染み込むような山が多い。
この本との出会いに感謝したい。テレマークやMTBを使った私なりのやり方で、近江湖西の山歩きを楽しもうと思う。
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テレマークのビデオを見るのが好きだ。雪を想いながら、行ったことのない場所でのさまざまなテレマークスタイルが楽しめる。昔は海外物ばかりだったが、最近は日本を舞台にしたテレマークのビデオも発売されるようになった。なかでもこの『ゆきむし』シリーズは私の大のお気に入りである。
製作者の鈴木央司さん(お会いしたことはありませんが)の御茶目な人柄が反映している。ビデオに流れる鈴木さんの下品な笑い方が大好きだ。登場するテレマーカーたちも木訥とした感じで親しみがもてる。海外のテレマークビデオでは恐ろしいような急斜面を滑ったり、まるで体操選手のようなものすごいトリックをきめたりする。すごいなあと思っても、自分とは関係ない世界のように感じてしまう。『ゆきむし』のテレマーカーたちも十分うまいが、努力すればまだ手の届きそうな世界に思えるのだ。
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10日間の北海道遠征を無事に終了し、帰還のフェリーの上でこの記事を書いている。ニセコを早朝に出発し、小樽で新潟行のフェリーに乗った。日本海は高気圧に覆われ、穏やかな船旅である。フェリーの旅は暇だ。昼間からビールを飲み、本を読んでまったりできる。今回の北海道遠征を振り返る。暖冬の影響は北海道でも顕著だった。いつもなら吹雪の日が何日かは必ずあって、北海道の冬山の厳しさを思い知らされるのだが、今回はそんな日は一日もなかった。それどころか旭岳で雨まで降ったのだ。地元の人に聞いても、今年は雪が少ないらしい。
でもいい旅だった。予定していた山には全部行くことができた。奥さんが一緒だったので、車中泊は最小限にして宿に泊ることが多かった。どの宿でものんびりできた。いろいろな温泉につかることもできた。北海道の広々とした風景を堪能した。驚いたのは通信環境のよさだ。宿泊したほとんどの宿でLANが使え、ブログの更新も簡単にできた。時代も変わったものである。そしてどの宿でも気持ちのよい人たちに出会えた。
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