パウダー雑誌
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元々スキーヤーではないので、スキー技術そのものにはあまり興味がない。そんな私もスキーの歴史には興味がある。テレマークというマイナーなスキーを選択した時点で、いったいテレマークとは何なのかということを考えざるえなくなった。いってみれば自分のルーツ探し、アイデンティティの模索である。古本屋で『日本のスキー技術70年史』(ベースボールマガジン社)という本を手にした。
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この夏の北海道遠征最終日、塩谷海岸でカヤックを楽しんだ後、フェリーの出航まで時間があったので札幌の山道具屋に立ち寄った。冬に北海道に来るときは、いつも札幌の山道具屋に立ち寄る。関西では見たこともないような山道具があって楽しいのである。例えば、以前に秀岳荘で購入した3ピン長靴は秀逸だった。まったくターンできないが、歩くだけなら面白い。残念ながら秀岳荘本店は定休日だったので、秀岳荘白石店に行った。ここはカヤックの用品やウェアが豊富だった。次にパドルクラブという店に立ち寄った。karhuの新しい板が置いてあり興味を引く。北海道遠征で散財していたので、ウィンドウショッピングだけのつもりだった・・・。ところがである。ブーツコーナーの片隅に半革半プラのテレマークブーツが一組ひっそり置かれているのを見つけてしまった。しかも処分品特価である。
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兵庫北部のクロカンツアーで愛用のSalomon X-Adventureがまたしても壊れた。プレートごとビンディングが板から取れてしまったのである。1月の芦生での破損に引き続いて、今期2度目の破損。
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冬の季節、金曜の夜に自宅を出て週末のテレマーク旅を楽しんでいる。金曜日のうちに現地近くまで移動して車中泊。土曜日にワンデイのツアーを終え、別の場所に移動してまた車中泊。日曜日にもうひとつワンデイのツアーをこなしてから深夜に自宅に戻るパターンだ。このパターンだと関西圏からでも信州や妙高あたりまでのスキーツアーが楽しめる。が、体力的にはかなりきつく、月曜日はゾンビ状態で仕事に向かうことになる。
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シーカヤックを始めたこともあって、昨年はいろいろと物入りだった。だから今シーズンはスキーを絶対に買わないと決意していた。それでなくても、奥さんから「毎年新しいスキーを買って、いったい足が何本あるの」と叱られていたのだ。
山が唯一の道楽なのだ。酒を飲むわけでも、女遊びをするわけでもなく、週末の山だけが楽しみの人生なんだ、と言い訳しても許されないことはわかっている。でも奥さん、許してください。もう買ってしまったのだから。
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またやってしまった。歩きだし地点の写真を撮ろうとしたら、「カードが入っていません」というメッセージ。自分のデジカメに水が入って壊れたので、奥さんのデジカメを借りてきたのだが、SDカードを入れてなかった。そんなわけで今回も写真なしだ。
週の後半に強い寒気が入り、近くの六甲山も白くなっていた。岐阜や福井でもかなりの雪が降ったようだ。しかも週末は天気が回復傾向という予報だ。久々のパウダーが期待できるかも。以前から行きたかった奥美濃の日照岳に行くことにした。準備に手間どり、自宅を出たのが午後10時半。東海北陸道をひた走り、ひるがの高原SAに着いたのが深夜の2時。ここで車中泊。
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先日、京都北部の芦生に行った帰り、久しぶりに京都の老舗登山用品店ムラカミに立ち寄ってみようと思った。ところが行ってみると、店のあった場所はさら地になっていて、移転の案内などもない。どうしたことかと思い、自宅に戻ってから調べてみた。
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前日は2つ玉低気圧の通過で大雨だった。この日は朝から湿った雪。これから低気圧が発達して冬型が強くなることが予想された。宿に森吉山のバックカントリーガイド福士功治さんがやってきた。下界は雨らしい。阿仁スキー場に問い合わせると、風もなくゴンドラは動いているということだ。阿仁ゴンドラ終点から外輪山の稜線に登り、稜線をたどって旧森吉スキー場に出る山越えルートに行くことになった。
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ボレーのスイッチバックが届いた。といっても奥さんの新板用である。昨シーズン、タルガ・アセントを使ってみて、歩行の軽快さや急斜面でのキックターンのやりやすさなど、ツアーモードのありがたさを実感していた。それで奥さんにもツアーモード付きのビンディングを勧めてみたのだ。
ボレーというメーカーにはひかれるものがある。シンプルで無骨な製品が多い。スイッチバックも軽量で、シンプルな構造だ。ツアーモード付きのテレビンディングは昨年各社から発売されたが、ボレーも少し遅れてスイッチバックで参入したのである。タルガ・アセントでツアーモードから滑降モードへの切り替えをする際、ツメ金具に雪が凍りついてモードの切り替えができなくなることがあったが、スイッチバックの場合はツメの構造からそんなこともなさそうだ。
年末の東北遠征で(奥さんが)実際に使う予定で、使用感などあらためて報告したい。
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冷たい雨が降った。これからは一雨ごとに寒くなってくる。日曜日は小春日和、近場のハイキングでもと思ったが、結局どこにも行かずに冬の準備をした。シールの古くなった糊をはがして塗り直し、板にホットワックスをかけた。ビーコンやゾンデなどの安全装備を点検し、ザックや冬用のウェアを使いやすいように押し入れから出した。そんなことをしているうちに一日が過ぎていった。毎年、冬のはじめの儀式。
冬支度をしながら、今年の冬はどこに行こうか考える。年末年始は久しぶりの北東北遠征の予定。ガソリン150円時代にはそうそう遠出もできない。厳冬期、週末は山陰か福井・奥美濃あたりの近場のフィールドで遊ぶことになるかな。でも月に一回くらいは信州や上越にも行きたいものだ。春になれば少し遠出もして、課題として残っている山々を滑りたい。GWには鳥海山もよさそうだと、思いはどこまでも膨らんでいく。
これだからテレマークの旅はやめられないと、初冬の一日に改めて思った。
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職場近くの街路樹が色づいてきた。雪の便りもちらほらと聞こえてくるようになった。カヤックにうつつを抜かしている間に、秋は深まり冬が近づいてきたようだ。例年なら初滑りに向けて、立山の積雪量が気になり始める頃である。しかし、今年は何となく気が乗らない。
ここ数年のバックカントリーブームで11月末の立山は大賑わい、完全なゲレンデ状態である。連休の後など、どこもかしこもシュプールだらけだ。もちろん立山は素晴らしいバックカントリーのフィールドだ。雪を被った大日岳や立山三山の景観はいつ見ても神々しいほど美しい。いい斜面も一杯ある。でも、自分の求めているものとは少し違うぞ、という違和感を感じることが多くなった。
立山は変わらない。変わったのは自分自身なんだろうか。一日歩いても誰にも会わない薮山、カヤックで訪ねた人気のない海岸線、どうも私には人の少ない場所、一人で自然と向き合える場所のほうがいいみたいだ。そんなわけで今年の初滑りはどうしようかなと思い悩む日々なのです。
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来シーズンは板やブーツの価格が大幅にあがるという話を聞いた。原油高の影響なんだろうか。気の早い話だが、来期用の板を購入した。私用にKarhu Jak BC(165cm)、奥さん用にK2 Dawn Patrol(153cm)をいずれも通信販売で購入。どちらも少し短めにした。もともと滑り系ではないし、山での取り扱いのしやすさを考慮してのことである。
私はツインチップの板があまり好きではない。雪面に真っすぐ刺せないのが腹立たしい。スキーを雪面に刺し、ツェルトの支柱にするのに不便だ。それに急斜面でスキーを装着する時も、スキーが雪面に刺せないと板を流してしまいそうで嫌なのだ。そんなわけで昨シーズンはテールがフラットなAtomic Snoop Daddyを使っていた。それで不満があったわけではないが、もっとテレマーク向けの板がほしくなった。それでJak BCを購入したのだ。
いい買い物をしたと思った。センター90mmほどの板はほとんどツインチップだが、Jak BCはテールがフラット(写真ではそう見えた)で私のニーズにあっている。しかもかなり軽量だという。ところが届いた板を見て、唖然とした。たしかにテールは丸まっておらずスクウェアだが、ツインチップのようにテールが反り返っている。先端が丸まっていないツインチップなのだ。これでは雪面にまっすぐ刺せない。実物を見ずに、カタログだけで買うとこういうことになる。いつもこんな失敗を繰り返している。
でも、まあ、せっかくだから来期はこの板でテレマーク旅をしてみようかな。奥さんの板はツインチップだが、柔らかくて扱いやすそうだ。奥さんはキックターンがへたくそでいつも苦労している。短い板にTarga Ascentでもつければ、キックターンも万全だ。来期は夫婦とも新しい板でツアーに行けそうだ。ああ、夫婦善哉。
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スノーシーズンも終了、早くも回顧モードだ。今シーズンのテレマーク旅ベスト3を考えてみた。
なんといっても第一位は「月山肘折コース」だ。有名なクラシックルートだが、月山東斜面の豪快な滑走、パズルを解くようなルート探し、避難小屋での静かな夜と、スキーツアーの楽しさ満載のコースだった。月山山頂から肘折温泉まで誰にも会わなかったのもよかった。
第二位、岐阜の「願教寺山」。ふと思い立って出かけた山だったが、地形図でルートを探し、それをたどった。なんの情報もなく、その場その場で判断しながら山頂まで行った。最初から最後まで、自分でつくったツアーという点で満足度が高い。
第三位は「黒姫山」だ。黒姫山には何度も登っているが、外輪山の内側を探索したのは初めてだった。これも既成のルートではなく、地形図を見て、これなら行けると判断したのだった。実際に行ってみないと、何が出てくるかわからない不安と期待。それがよかった。
こんなふうに振り返れば、自分の指向はおのずと明確だ。自分にとって未知の場所、自分がよく知らない場所に行きたいのだ。大探検でなくてもよいのだ。毎週、命を削るような山行をしていたら体も心ももたない。どだいハイカーの私にそんなことができるはずもない。次のシーズンは、地形図だけ持って人知れぬ山の中をステップソールで軽やかに跋渉したいものだ。なんだかどんどんおかしな方向に向かっているような気もしますが・・・。
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昨日は真夏日、まだGWが終わったばかりなのに。そして今日は一転して気温がぐっと下がった。高山では雪も降るようだ。
例年ならGWが終わっても、ずるずるとスキーを続ける。実際、立山や乗鞍に行けば5月後半まで、スキーを楽しむことができる。だが、今年はそんな気が何故か起こらない。
暖冬の今シーズンは行き先を探すのにずいぶん苦労した。毎週末、出発直前まで行き先が決まらなかった。前の年からあたためていた計画のほとんどを雪不足のため断念した。今年行った場所のリストをながめながら、悪条件の中でいろんな場所に行ったもんだと、自分でも感心する。でも、本当に自分のやりたかったこととは少し違う。
このブログを開設して、最初のスキーシーズンだった。記事を書くのはけっこう大変だったが、書くことで自分のやりたいこと、自分のテレマークスタイルが明確になったことは収穫だった。スキーヤーでも山ヤでもクライマーでもなく、ただのハイカーに過ぎない私は、テレマークを道具として使い、山野を彷徨えればそれで満足なのだ。有名無名を問わず、山の雰囲気にどっぷり漬かるような旅がしたいのだ。
来シーズンは、そんなテレマークスタイルを追求したい。雪の多いシーズンになることを期待し、雪を想いながら次の冬までを過ごそうと思う。
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この日でGWも終わり、遠く神戸まで帰らなければならない。早朝、曇ってはいたが視界は良好。速攻で湯殿山に行くことにした。
朝一番のリフトに乗り、今回3回目の姥ケ岳に登った。柴灯森手前のコルから湯殿山との鞍部まで滑り込み、アイゼンで湯殿山への尾根を登った。山頂からは南東の尾根を2人のスキーヤーが登ってくるのが見えた。南面の広大な斜面を滑り、傾斜がゆるくなった下部の樹林帯を抜けて、奥さんの待っているネイチャーセンターに着いたのが9時半。駆け抜けただけになってしまったが、いい気分で帰路についた。
今回の月山遠征で東北の山の良さを再認識できた。来年のGWは鳥海山あたりに遠征したいものです。
詳細記録はこちらに公開しています。
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月山遠征3日目、湯殿山に行くつもりだった。天気予報は晴れなのに、月山だけはひどいガスの中だ。リフトで上がり、休憩所で一時間以上天気待ち。だが天気は一向によくならない。仕方なくガスの中を姥ケ岳まで登り、柴灯森手前のコルまで行ってはみたものの、視界もなく、おまけに風も強い。湯殿山まで行けたとしても、ただ行っただけになってしまう。そんなのは嫌だった。いったんリフト乗り場まで下り、午後の天気回復を期待することにした。
昼食をゆっくり取り、再び一回券で上に上がる。雨粒もぽつぽつと落ちてきて、状況は朝よりさらに悪化。懲りずに再び姥ケ岳まで登ったが、やはり何も見えない。湯殿山を断念して、姥ケ岳から滑り降りた。月山スキー場の西側の尾根を下っていると、ガスの下に出て周囲が見えるようになった。石跳沢方向を見ると気持ちの良さそうな斜面が目に入り、思わず誘い込まれてしまった。
ブナの疎林を縫うように滑り、石跳沢近くまで降りると、立派なトレースが左岸についていた。トレースをたどってネイチャーセンターまで下り、バスで姥沢まで上がって車を回収。消化不良になりそうな一日だったが、こんな日もあるとまあ納得。それにしても月山の立派なブナは感動ものです。
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GW後半は念願の東北遠征だ。友人のNさんと奥さんの3人で月山周辺を遊んだ。最初は月山から肘折温泉に下った。テレマークを始めたころから、ずっと行きたいと思っていたルートだ。
ただでさえ雪の少ない今シーズン、雪がつながっているかどうか不安だった。雪がなければ夏道を歩く覚悟で出かけた。こんな遅い時期に肘折までのルートをたどる人もなく、3人だけの静かな山旅になった。
ところどころスキーを脱いで歩いたが、思いのほか雪はつながっていた。月山の広大な東斜面の滑降、念仏ケ原避難小屋での静かな夜、パズルを解くようなルート探し、これぞスキーツアーという感じだった。ツアーを終え、肘折温泉からバスで新庄まで出て、ローカル電車、高速バスを乗り継いで4時間かけて月山まで戻ったが、これも一興。電車の沿線ではサクランボの花が満開だった。山形、いいところです。
詳細記録はこちらに公開しています。よろしければどうぞ。
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白馬は雪が多かった。昨日の寒気による嵐で積雪もあったようだ。おまけに雲一つない晴天だ。猿倉の駐車場からシールで歩けた。小日向のコル経由で白馬鑓温泉へ。さらに大出原の真っ白な斜面を登って、白馬鑓ヶ岳を目指した。風が強く、斜面が氷化し始めたので標高2700mを過ぎたあたりで引き返した。快適ザラメを期待したが、最初は固めのモナカ、下りは柔らかめのモナカ、最後はブレーキのかかるべチャ雪で、終始ひどい雪。お隣の白馬大雪渓では雪崩も起きたようだ。景色だけが最高だった。
先週からの風邪が抜けずに体調不良のまま登ったのだが、途中から息が切れ、最後は少し歩いては立ち止まってゼイゼイいう始末。猿倉に戻ったときには悪寒までしてきた。どうも風邪がぶり返したようだ。翌日も晴天の予報だったが、GW後半に備えて帰宅することに。なんとか体調を回復しなければ・・・。
詳細記録はこちらに公開しています。よろしければどうぞ。
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週末を前に風邪をひいてしまった。久しぶりに高い熱が出て、点滴をうつはめに。今週末は山に行けそうもない。天気も悪そうだし、GWに備えて家でゆっくり静養することにした。
雪不足である。GWまで雪がもつのか心配だ。先日、奥美濃の願教寺山に行ったが、徒渉あり薮漕ぎありで例年のGWごろの雰囲気だった。北アルプスか東北まで足を運ばなければ、GWのツアーもできそうにない。このままシーズン終了なんて事態だけは避けたいものだ。そんなわけで今年のGWにはどこに行こうかと悩める日々なのである。まったく今年の雪不足には最後まで苦労させられる。
さて、雪不足だからというわけではないが、更新もせずにほったらかしにしていた本家ウェブサイトの整備に取りかかることにした。これまで小さなサイズの写真しか載せていなかったが、新しい記事についてはJavascriptを利用して拡大写真をポップアップウィンドウで見ることができるようにした。
もともとウェブサイトを開設した理由のひとつは、スタイルシートなどウェブの仕組みを勉強をしたかったからだ。ブログと違って手間はかかるが、苦労するためにしているテレマークと同様、苦労が多いほど面白い。Google Mapの利用などまだまだ試してみたいことも多い。
肝心の山旅がおろそかにならないように、ウェブサイト整備はあまり肩肘はらずにやっていければと考えています。それにしても、今年のGWはどこへ?
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ふと思い立って奥美濃の願教寺山に行ってきた。薙刀山から県境尾根をたどる予定だったが、現地に着いてみると石徹白川沿いの林道が通行可能になっていたので、急遽願教寺谷を詰めあげることにした。
雪はやっぱり少なく、渡渉2回、スキーを担いで藪漕ぎ数回。それでもほとんどスキーで行動できた。ずっと気になっていた願教寺山に登れたし、XCD GuideとScarpa 旧T2の組み合わせも快調で、よい休日を過ごせたとひとりご満悦。
本家ウェブサイトに詳しい記録を掲載しています。今後はブログで速報、ウェブサイトに詳細記事の役割分担でいくつもり。2足のわらじは無理だということがわかりました。
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上越遠征を無事に終えて一息ついたところだが、天気も良さそうなので奥さんと2人で春分の日に山陰の大山振子沢を偵察に行ってきた。こないだ修理したX-Adventureのテストも兼ねている。前日夜の9時頃に自宅を出て、3時間ほどで米子道蒜山SAに到着。いつもの車中泊。今年何泊目の車中泊だろうか。早朝に登山口の奥大山スキー場に向かう。スキー場は早々と今年の営業を終了しており、ゲレンデも雪がまばらに残っているだけで寒々とした雰囲気だ。
SALOMON X-Adventureと革ブーツASOLO Extreamの組み合わせで、6時半に出発。冬季閉鎖の車道をスキーを担いで歩く。道路脇の笹薮がひどく、なかなか山に入れない。道路を歩き続ける。雪が増え、笹薮が薄くなった地点でスキーをつけて山に入った。最初は傾斜のゆるい広い地形を歩く。朝の冷え込みで堅くなった雪にウロコが効かず、シール歩行に切り替えた。樹林はかなり密だが、歩くには支障ない。日が昇るにつれ、暖かくなってきた。ピースフルで静かな癒し系ツアーになりそうだった。先日の谷川とはえらい違いだ。
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前日に引き続いて、山岳ガイドのCさんのツアー2日目である。山頂まで登り、一ノ倉岳まで稜線を歩いて芝倉沢を滑る予定だった。しかしロープウェイ駅につくと、天神平のリフトが悪天候のために動いていない。芝倉沢は無理そうだ。計画を変更し、まず天神平から田尻尾根を滑り、再度ロープウェイで天神平に上がり、山頂まで登ってからパウダーを拾いながら下ることになった。
ロープウェイで天神平まで上がる。もちろんリフトは動いていない。ゲレンデの端をラッセルで登る。ひざ上の軽い新雪だ。20分ほどで田尻尾根が始まるピーク到着。小さな雪庇の張り出した痩せ尾根を 滑る。いい雪だ。尾根が平らになった辺りから左の広い尾根に移り、尾根上や沢を滑りながら田尻沢と西黒沢の合流点を目指した。ここはブナの疎林と深雪で最高だった。田尻沢コースに出て、ロープウェイ駅まで下り、もう一度天神平まで上がった。
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上越遠征の2日目は山岳ガイドのCさんのツアーに参加。冬の谷川岳は私にとって未知の領域で、まったく様子がわからない。厳しい山に行く時は、ガイドツアーに参加してまずその山の輪郭を理解する。それからおずおずと一歩ずつ自分で足を踏み出すのが、臆病な私の流儀だ。基本的に山ヤでもクライマーでもスキーヤーでもない中途半端なテレマーカーに過ぎない私は、自分の力量がよくわかっている。天気のよい日に雪山に登れても、本当の冬山では通用しないという自覚がある。
道の駅で目覚めると、やたら寒く、風も強い。天神平ロープウェイに近づくと、横殴りの吹雪でいきなり厳冬期だ。ガイドのCさんや他のお客さんと落ち合い、ロープウェイで天神平に上がる。山頂まで天神尾根を登り、引き返して熊穴沢を滑る予定だ。風が吹き荒れて、ひとりなら絶対に山に入らないようなひどい天気だ。
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週末は谷川岳に行く予定だ。せっかく遠くまで行くのだからと、休みを一日もらって谷川岳近くの神楽ケ峰に行くことにした。木曜日の夕方出発したが、やっぱり湯沢は関西から遠い。途中で力つきて北陸道のSAで車中泊、かぐら・みつまたスキー場には朝の7時頃到着。曇りか雪の予報だったが、青空が出ている。ロープウェイ、リフト、ゴンドラを乗り継いで、かぐらスキー場まで上がった。
春シーズン限定の第5ロマンスリフトが3月3日から稼働している。このリフトを使えば山頂まではわずかの距離だ。だが運行開始は9時半。歩いて登ることにした。シールを着け、ネットをくぐり、一人で広い尾根を歩きだす。視界がよいので、安心だ。第五リフトの降り場が近づいてきた時、リフトがスキーヤーやボーダーを運び始めた。少し悲しい。神楽ケ峰に向けてすでに何人かが先行していたが、すぐに追いついた。前日のトレースが残っていて、ラッセルはないも同然だ。
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週末は雨の予報だったが、間際になって土曜日だけは晴れの予報に変わった。日本海側では珍しく寒波が数日続いていたので、雪も期待できそうだった。しかし、金曜日の夜に職場の催しがあって、遠くには行けそうになかった。奥美濃の石徹白周辺の山、薙刀山と野伏ケ岳である。ここなら4時間で行ける。
深夜に道の駅「しろとり」に着き、車中泊。天気は土曜の夕方までは持ちそうだった。朝、5時半に起きて、石徹白の白山中居神社まで移動。野伏ケ岳は山スキーの名山だけあって、すでに何台も車が駐車し、登山者が出発の準備をしている。大急ぎで準備して6時40分にスキーを担いで歩きだす。車道を5分も歩けば、登山口の林道入り口だ。ここからスキーを利用できた。今回お供をするのはXCD Guideと旧T2である。立派なトレースがあり、シールを着けずに歩きだす。やっぱりウロコがあまり効かない。何回もスリップし、早々とシールを装着する。Guideは踏み固められた雪には弱いのである。
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朝から雲ひとつない晴天だ。今シーズン、雪は少ないが天気に恵まれる週末が多い。今日は戸隠スキー場で遊ぶ予定だ。今回はクロカン用のX-Adventureと半革半布のブーツしか持ってきていない。この組み合わせは歩くにはよいが、滑りには辛い。以前、このセットで兵庫北部の氷ノ山にツアーに行ったことがあるが、下りはターンのたびに転倒し半泣き状態になったことがある。その時の嫌な記憶が頭をよぎる。
クリスピーのプラブーツをレンタルすることにした。ブーツは2バックルで、ちょうどSCARPAのT3くらいの感じだ。クリスピーのブーツを履くのは初めてだったが、足入れもよくいい感じだった。スキー場に着いて、X-Adventure(3ピン改造版)とレンタルプラブーツの組み合わせで実験開始である。
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3月になってしまった。すっかり春の風情である。今週末は奥さんや同僚たちと戸隠周辺でXCツアーをしようという計画だ。早朝戸隠に着き、ツーリング用のテレマークスキーをレンタルした。雲はやや多いが晴れていて暖かい。クロカン日和である。だが雪はやっぱり少ない。奥社駐車場に車を停め、総勢5名で歩きだす。私はSALOMON X-Adventure(3ピン改造版)にKARHUの半革半布ブーツ、奥さんは細板革靴だ。どちらも軽快に歩ける。
まずみどりが池に向かった。奥さんと私以外はXCがまったく初めてである。何でもない場所で転んで、起き上がるのに四苦八苦している。私たちも最初はそうだったと昔を思い出す。テレマークを始めたころ、戸隠のこの森でよく遊んだものだ。みどりが池からは遊歩道を離れて、鏡池を目指した。雪が少なくて小さな沢が埋まっておらず迷路のような状態だ。みんなでわいわい言いながら進み、やがて鏡池に着いた。
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雨飾山は私の好きな山のひとつだ。無雪期には何度か登ったことがある。特に秋はブナの紅葉が素晴らしい。登山口の小谷温泉も風情がある。積雪期には登ったことがなかったが、小谷周辺が期待できそうだというガイドの判断で雨飾山に行くことになった。昨日に引き続き、ガイドのMさんのお世話になる。朝から雲ひとつない晴天だった。小谷温泉を過ぎて、除雪の終了点の栃の木亭前の駐車スペースに車を停めた。すでに何台も車が停まっている。
シールをつけて林道を夏の登山口であるキャンプ場まで歩いた。途中雨飾のピークが遠くに見えた。一時間ほどでキャンプ場に到着。先行者のトレースが利用できた。夏道のひとつ手前の尾根に取り付く。シールの限界斜度ぎりぎりの急斜面を大汗をかきながら登った。しばらく歩くと傾斜が緩み、広い尾根になる。この尾根のブナ林は見事である。20cmほどの新雪でシールもよく効くが、天気が良すぎて雪が腐るのが心配だ。
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先週末は久しぶりに寒気が入った。だが、こんな時に限って仕事がたてこんだり、家庭の事情で計画が立たない。ばたばたしているうちに週末を迎え、白馬でのガイドツアーに駆け込みで参加させてもらうことにした。ガイドツアーのほうも雪不足で当初の予定から急遽変更されたものだった。久しぶりの白馬は小雪がちらつくものの、やっぱり雪は少なかった。道路にはほとんど雪がない。小谷村周辺なら少しは雪があるだろうということで、大渚山に行くことになった。大草連からのクラシックルートだ。
小谷に入ると雪の降りかたが強くなり、大草連集落への細い車道には雪がうっすら積もっている。スイッチバックのような急カーブを繰り返す恐ろしい道だった。スリップすれば崖から転落だ。集落最終の廃屋前に駐車して林道をシールで登り始める。ガイドのMさんは私が信頼をよせるガイドで、白馬周辺にも詳しい。ツアー客はテレ1名(私)、山スキー1名、ボーダー1名、ガイドを含めて4名の混成軍団だ。Mさんによれば、やっぱり雪は例年よりずっと少ないとのこと。林道のショートカットも薮でままならない。半時間ほど林道を辿ってから、山頂への急斜面に取り付く。
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テレマークのビデオを見るのが好きだ。雪を想いながら、行ったことのない場所でのさまざまなテレマークスタイルが楽しめる。昔は海外物ばかりだったが、最近は日本を舞台にしたテレマークのビデオも発売されるようになった。なかでもこの『ゆきむし』シリーズは私の大のお気に入りである。
製作者の鈴木央司さん(お会いしたことはありませんが)の御茶目な人柄が反映している。ビデオに流れる鈴木さんの下品な笑い方が大好きだ。登場するテレマーカーたちも木訥とした感じで親しみがもてる。海外のテレマークビデオでは恐ろしいような急斜面を滑ったり、まるで体操選手のようなものすごいトリックをきめたりする。すごいなあと思っても、自分とは関係ない世界のように感じてしまう。『ゆきむし』のテレマーカーたちも十分うまいが、努力すればまだ手の届きそうな世界に思えるのだ。
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今シーズンは本当に雪が少なく、天気も目まぐるしく変るので、なかなか週末の予定が立たない。今週も迷っているうちに週末を迎えてしまった。週末の予報は雨。予報どおり昨日は一日中雨がしとしと降り続いた。久しぶりの休養の週末にして、テレマークのビデオを見たり、山道具の整備をしてゆっくり過ごした。
トランクルームにテレマークの革ブーツを取りにいくと、なんとカビがはえている。しっかり乾燥させてから保管したはずだったが・・・。このところプラブーツを使うことがほとんどで、革ブーツの手入れを怠っていたのだ。今シーズン、ステップソールの板を買い、そのクラシカルな楽しさを再認識したので、また革ブーツを使ってみようと思ったのである。
革ブーツは4足ある。テレマークを始めた時に奥さんとペアで購入したASOLO EXTREAM。当時関西ではこれ以外に選択肢がなかったのである。このブーツはずいぶん使ったが、長い距離を歩くと必ず靴ずれになる困ったブーツだった。3ピンの穴が広がってしまっている。さらに2バックルのASOLO EXTREAM Plusもある。厳しい場所の滑降用に購入したが、その頃SCARPA TERMINATORというプラブーツを購入し、そちらを主に使うようになったためあまり出番はなかった。
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前日の輝山はさんざんだった。この日は四ッ岳に登る予定だったが、弱気になって隣の猫岳に変更した。前日に引き続き平湯駐車場で車中泊。朝5時過ぎに起床、7時に久手牧場横の駐車スペースに着いた。久手牧場の大きな看板横から牧場内の林道をたどる。林道をショートカットしながら高度をあげるが、牧場最上部まではけっこうな傾斜が続き大汗をかいた。途中で単独のテレマーカーを追い抜き、ラッセルを交替する。相棒のNさんも今日は快調だ。時々雪が舞うが、高曇りで視界はよかった。
牧場最上部からわずかで乗鞍スカイラインの夫婦松駐車場だ。建物の横にテントが二張りと大きなイグルーがあった。前日にここまで上がって宿泊したようだ。かなりの大人数らしく、ここからはしっかりしたトレースがついていた。雪を被った樹林がいい感じだ。広い尾根状の地形をスカイラインをかすめるように登っていく。輝山とそんなに離れていないのにこちらは雪が多い。時々、陽が差し、青空もでてきた。気温は低いが、何より風がないのがありがたい。
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この3連休、土曜日は出勤だった。残りの2日を使って元同僚の山スキーヤーNさんと近ごろ人気の奥飛騨に行くことにした。深夜に平湯温泉の大駐車場に着く。寒気が入り、雪が舞っている。6時に起床、準備に手間取り、輝山北面の登山口福地温泉に着いたのは8時ごろ。すでに駐車スペースは満杯状態だったが、車道から少し奥に入ったところの温泉施設の前に5台ほどの駐車スペースがあり、そこに停めさせてもらう。金沢の早川先生のHPで紹介されたルートだが、大賑わいである。
尾根の末端に取り付き、杉林の中を登っていく。先行者のトレースを利用させてもらった。雪は少なく30cmくらいか。レインクラストの固いモナカ雪の上に10cmほどのさらさらの新雪がのっている。天候は曇りで時々雪が舞う。けっこう寒い。急斜面ではシールが効かず、後ろにずり落ちること数回。消耗する。やがて山頂に続く痩せ尾根に乗るが、ここもひどい雪だ。シールが滑り、ストックで支えながらでないと前に進めない。急な部分ではたまらずスキーを担いでツボ足で登る。Nさんもかなり苦労しているようで遅れがちだ。
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歩きに関しては、山スキーよりテレマークの方がずっと楽だと思っていた。ガチャガチャとロボットみたいな歩き方しかできない山スキーと比較して、テレマークは足指で雪を押さえつける自然な歩行ができる。でも深雪のラッセルや急斜面の山回りキックターンは、テレマークではけっこう辛かった。
山スキーのようなツアーモードをもったテレマークビンディングはKARHU 7tm Tourだけだった。今年度、各メーカーから一斉にツアーモードを備えたテレマークビンディングが発売された。いずれも山スキーのビンディングのように靴先の支点でビンディングそのものが上がるタイプである。各社のビンディングを比較し、一番軽量なG3 TARGA Ascentを使ってみることにした。これまでG3のT9を愛用していたこともありちょうどよかった。
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昨夜はお気に入りの宿アゼリアで快適な夜を過ごした。というより遊び疲れで8時半には寝てしまったのだ。朝、目覚めてみると20cmの新雪。戸隠スキー場のゲレンデパウダーを楽しみ、雪が荒れてきたらスキー場のオフピステを楽しむという楽ちんプランにする。風が少し強いのが気になったが、ゲレンデまで車で移動。ところがリフトが強風で止っている。昨夜降った雪が強風に巻き上げられ地吹雪状態だ。しばらくレストランで待機したがリフトが動き出す気配はまったくない。
あきらめて地吹雪のゲレンデをシールで登る。途中から瑪瑙山への夏道をたどるが、吹きだまった場所は膝までのラッセルである。林の中は風も弱く、スキー場の中とは思えない。リフトの音も聞こえず静かなものだ。林を抜け、誰もいないスキー場のコースを横切り、小高いピーク(高デッキ)を目指して再び林に入る。途中の雪原で振り返ると戸隠山がきれいに見えている。2日続きの晴天で、このあたりは風も弱い。ひと登りで高デッキ山頂。ゲレンデが見渡せるが、まだリフトは動いていない。
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西日本では久しぶりの寒波到来だ。日本海側ではまとまった降雪もあった。天気図は冬型、信州は大雪と予想して奥さんと戸隠に行くことにした。金曜夜に自宅を出て、高速道路をひた走る。滋賀県に入ると雪が降っている。難所の関が原では凍結防止剤散布車がブロックして時速50kmでしか走れない。大雪の期待がますます高まる。ところが名古屋を過ぎ、長野県にはいっても一向に雪の気配がないのである。長野市を過ぎれば雪だろうと思ったが、道路は乾いているし、あたりに新雪はまったくない。いきなりの大ハズレだ。
奥さんからは見通しの甘さをなじられる。深夜に信濃町に着いて車中泊。満月に照らされて妙高や黒姫が美しい。だが新雪もなく、やる気もなくなり朝7時まで爆睡。どこに行こうか迷ったが、黒姫山に登ることにした。戸隠の大橋に車で移動。雲一つない大快晴だ。8時半に林道を歩き始める。今日もKARHU XCD Guideのフィールドテストだ。シールなしで緩い傾斜の林道を快調に歩く。10cmほどの湿った雪でウロコがよく効く。トレースを利用して40分ほどで黒姫山登山口。ここからはトレースはなかった。
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今年は感心するくらい雪が降らない。テンションは下がっていく一方だ。会心のツアー報告もできない。書くことにこと欠いて、お気に入りの宿の話でも書こうかな。ただ自分の嗜好を書いているだけなので、そこのところはよろしく。この宿に泊まり、最初は戸隠の森でクロカンを楽しんだ。それからおずおずとスキー場周辺のオフピステに足を踏み入れ、次第に黒姫山や乙妻山などのバックカントリーまで足をのばすようになった。この宿とのつきあいは、細板革靴の時代からの私たち夫婦のテレマークの歴史と重なるのである。だからいつかはこの宿のことを書かなければならないと思っていた。
冬の間、基本的には宿に泊まらない。車中泊がメインである。そのほうが雪の状態や天候に臨機応変に対応できる。例外が戸隠の宿アゼリアである。戸隠スキー場やその周辺のバックカントリーが気にいっていることもあるが、宿そのものがとても居心地よいのだ。それに車中泊を続けていると気持ちがすさんでくる。だから年に2・3回はアゼリアに泊まる。
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中途半端な板を買ってしまったというのが正直な印象である。ビンディングはVOILE HD 3Pin、ブーツはSCARPA 04 T2 PlusFitで使用している。山で使ってみて一番困ったことは、ステップソールの登坂能力のなさである。雪質にも関係するのだろうが、ほんのわずかな傾斜が登れないのである。
フィールドテストは兵庫県北部の氷ノ山で行なった。山頂まで小さなアップダウンがいくつかあって、ステップソール板向きの山だ。しかし5度?くらいの傾斜が登れないのである。以前に使っていたBLACK DIAMOND Vectorの方が登れていたような気がする。しかも重量があるので、斜め階段登高も軽快にはできない。結局、登りはすべてシールをつける必要があった。下りは意地になってシールなしで通したが、ストックで支えながらの歩きで腕が異常に疲れた。
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あいかわらず雪が降らない。おまけに週末は雨の予報。これではまったく元気がでない。土曜日は山道具の整備をして過ごした。冬の間、休日に家にいるなんて久しぶりだ。日曜日は少し天気が回復しそうだった。奥さんと2人で兵庫県北部の氷ノ山に行くことにした。おらが県の最高峰である。天気が悪ければ山麓のスキー場で遊ぶこともできる。土曜の夜8時過ぎに家を出て、鳥取県側のわかさ氷ノ山スキー場の駐車場に11時過ぎに到着。曇り空ながら月もでている。いいぞ。
朝、雲は多いが晴れている。8時半過ぎにリフトでゲレンデトップへ。リフト係のおじさんに聞くと、すでに10人くらい登っていったとのこと。最初の急な痩せ尾根はスキーを担ぐ。20分ほどで尾根の傾斜が緩み、そこでスキーをつける。今回は旧T2とウロコ板KARHU XCD Guideの組み合わせだ。ところがわずかな傾斜にウロコが効かない。雪は霜ざらめみたいなさらさらの雪だった。わずか2・3メートル進んだだけでシール登高に変更。情けない。
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岐阜美濃ツアー2日目は大日ヶ岳。昨夜は長い夜だった。ひるがの高原の真っ暗なパーキングですることもなく7時就寝。夜中に目が覚めてしまい、それから眠れない。悶々とした時間を過ごした。朝、予報と違って快晴だった。2日ほど前の予報では雨だったが、ラッキーだ。高鷲スノーパークスキー場まで車で移動。またしても駐車料金1000円。このスキー場はゴンドラ一回券がなく、回数券を購入。大日ガ岳に登る山スキーヤーたちは隣接したダイナランドスキー場を使うようだ。
ゴンドラでゲレンデトップまで上がる。先に回数券を消化してしまおうと、きれいにグルーミングされた斜面を何本か高速でかっ飛ばす。回数券を使い果たしたので、シールを着けて大日ヶ岳山頂に向かう。稜線上の小さなコブをいくつか越えて、40分ほどであっけなく山頂に着いた。360度の展望だ。御嶽、乗鞍岳、北アルプスの山々、剱岳まで見える。北には白山、西には野伏ケ岳や薙刀山など美濃の山スキーの名山が間近だ。
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週末の天気予報もぱっとしない。雪も降らない。長野まで遠出する元気もなくなり、友人のTさんを誘って関西から比較的近い岐阜美濃の山に行くことにした。ウイングヒルズ白鳥スキー場から水後山までのミニツアーだ。Tさんも昨年病気で入院し、リハビリ中である。あまり無理をせず、このあたりの山域を偵察するくらいの気持ちだった。
前夜発で、道の駅で車中泊。ウイングヒルズ白鳥スキー場に車を走らせる。かなり前に降ったような雪が道路脇に残っている。天気はまずまずで青空も見えている。スキー場の駐車場に車を停める。駐車料金は1000円もした。この地域のスキー場ではいまだに駐車料金が必要なのだ。回数券を購入し、ゴンドラで山頂駅まで上る。ゲレンデはけっこう賑わっている。山頂駅でシールを着け、水後山への稜線をたどる。
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昨日から長野県の戸隠に滞在している。ホームゲレンデである戸隠スキー場、そしてお気に入りの宿『アゼリア』に来なければ、私のスキーシーズンが開幕しないのだ。だから年末か年始には雪があろうがなかろうが戸隠に来なければいけないのだ。今回は北海道遠征の帰りに立ち寄った。
それにしても雪がない。戸隠スキー場も2/3くらいのコースがクローズされている。昨日は一日スキー場で滑ったが、斜面は硬く、小石も出ていて楽しくない。ここではこんなことはあまりないのだが・・・。午後はシールを付けてスキー場の外のルートを偵察した。笹がひどくて難渋するが、それでも楽しい。
それで今日は黒姫山周辺に偵察に行くことにしたのだ。奥さんは戸隠テレマークスクールで講習を受けるという。一人で黒姫山の戸隠側登山口の大橋まで車で移動する。最近は人気のエリアで駐車スペースがないことも多いのだが、今日は長野ナンバーの車が一台停まっているだけだ。天気は快晴だが、雪はやはり少ない。シールを付け、黒姫山登山口に向かう林道を歩く。途中で夫婦の山スキーヤーが大きな荷物を担いで降りてきた。
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奥さんが、せっかく北海道まで来たのだから少しはまともなスキー場に行きたいと言う。旭岳ロープウェイスキー場や三段山なんて誰も知らない、と失礼なことを言うのだ。テレマーカーで三段山を知らない人間なんていないぞと心の中で反論しながらも、遠征につきあってくれた奥さんには頭があがらない。奥さんの同僚で毎年ルスツに通っている人がいて、どうもルスツという名前が彼女にインプットされてしまったようなのだ。
人の多いスキー場に行くのは気が進まなかったが、札幌から中山峠経由でルスツに向かった。以前通過した時は休業していた中山峠スキー場が営業していた。ここで滑ろうかなと心が動いたが、中山峠スキー場も関西ではほとんど知られていない。言い出せなかった。ルスツは思ったほど混雑していなかった。そして斜面も広く基本練習をするには最適だった。コース脇の樹林の中も軽くていい雪だった。でも、どんなスキー場でも3時間も滑れば飽きてしまう。やっぱり山のほうがいい。
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札幌に真っすぐ向かうつもりだった。だが、朝から青空が広がっている。好天に誘われて白銀荘に向かう。山には雲がかかったままだ。奥さんは温泉に入って待っていると言う。一時間半で戻る約束で三段山へのルートをひとり登る。昨日のトレースが残っていて、まるで国道のようにすいすい進む。
一段目を登り、樹林の中を二段目に向かう。静かな森だ。二段目の急登を登り、ゆるやかになった尾根をしばらく歩く。昨日はここから十勝の山々が見えた。今日はすべてガスの中だ。三段目がかすかに見える。すでに歩きはじめて一時間近くが経過していたし、ここから先はシュカブラの雪だ。引き返すことにした。
二段目の東斜面を滑る。浅いパウダーで気持ちよく滑ることができる。何人か登ってくる人たちとすれ違いながら白銀荘まで一気に滑った。眼下には青空の下に富良野の町並みが見える。あっと言う間に白銀荘に着いた。奥さんも露天風呂が気持ちよかったらしい。二人ともいい気分になって富良野への雪道を下った。十勝連邦、よいところです。
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深夜に舞鶴からフェリーに乗り、約20時間かかって夜の小樽に着いた。小雪がちらついていたが、夜景がきれいだった。札幌道のパーキングで車中泊。テイネハイランドに行くことにした。奥さんは1年ぶりのテレマークだ。まずはスキー場で軽く足慣らし、のつもりだった。
ところが夜半から大雪になって、スキー場へのアプローチでさえ大変だった。除雪が追いつかず、道路には一車線分のわだちがあるだけ。激しい降雪で前も見えない。恐ろしかった。スキー場に着いてみると、除雪のためリフトが動き出すのは10時以降になるという。10時になってやっと下部のリフトが動き出した。
いきなりオーバーヘッドの深雪である。やや重い深雪で緩斜面はつらい。11時近くなってやっと山頂へのリフトが動き出した。リフト下に「北かべ」コースが見える。迷わず飛び込んだ。最高の深雪だった。昼過ぎには雪も止み、時々青空ものぞくようになった。シーズン最初からこんないい思いをしていいんだろうかと不安になるくらいだった。雪面が荒れてきたので2時過ぎにスキーを終了。恐るべし、北海道。
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それにしても雪が降らない。明日の夜、北海道に旅立つ。新雪も少しは期待できるだろうか。ここまできたらもうなるようにしかならない。
一応Zaurus+Air Edgeカードは持っていくがブログの更新は難しいかもしれない。久しぶりの旅先通信だが、Air Edgeのエリア外の場所が多く通信環境が厳しいのである。こんな時あまり期待されていないブログは気が楽だ。更新が少し滞っても誰も気にしない。
雪が期待できなくても、遠い場所、よく知らない場所へと旅立つ時はいつも子どもみたいにうきうきする。遠足前日の子どもと同じ気分だ。あの気持ち、いつまでも持ち続けていたいものです。
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新しいスキーザック、スィッチ36を実際に立山で使ってみた。以下はそのインプレッションである。
自分の体型にあっているのか、背負い心地はかなりよい。ショルダーベルトがザックの背面と一体化していて、ザックを体に引きつけることができない点を心配していたが、スキーを担いだ状態でも体が後ろに引かれることはなかった。スキーのテールを通すループが大きいので、Aフレーム型のスキー装着は容易だ。ただスキーのトップをストラップで束ね合わせないとループが大きいぶん不安定になる。ピッケルはザック下部のループに通し、2本のストラップで固定するタイプだが、このストラップはアウターシェルなどを挟み込む場合にも使うので衣類を取り外したりする時にピッケルを落とす可能性がある。アックス固定する専用のストラップがほしいところだ。(私はバンジーコードをつけてピッケルを固定するように改良した。)
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3ヶ月ぶりにどこにも行かないで週末を過ごした。左足の親指を痛めてしまったのである。指の第2関節あたりが紫色に変色して痛い。ひびがはいっているかもしれない。年末の北海道遠征をひかえて、大事をとって休養することにした。まだ積雪も十分でなく、天気もぱっとしないから体を休めるにはいい機会だった。日曜日からは寒気が入り、少しは積雪も期待できそうだ。スキーモードへの切り替えにはちょうどよい休息になった。
毎年、12月は微妙な時期だ。だんだん寒くなってきて、各地から雪の便りが届きだす。スキーを物置から取り出し、タイヤをスタッドレスに換え、冬山用の装備を整備する。スキーや山の雑誌ではパウダー特集などが組まれ、いやがおうでも期待が高まる。各地の積雪情報をチェックしてはやきもきする。信州のスキー場でも一部滑走可のところがでてくるが、まだ積雪は十分ではない。関西では雪の気配すらない。身も心もスキーモードに移行しているのに、現実がいっこうに追いついてこないのだ。
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この年末年始は東北巡礼の旅をしようと考えていた。深雪と温泉ざんまいの旅だ。最高の旅にはどこがよいのかと迷っているうちに時が過ぎ、大きく出遅れてしまった。暖冬予報だし、まず無難なところで雪の多そうな八甲田で数日過ごし、そこから南下しようと考えた。酸ケ湯に電話してみるが、年末年始は満室とのこと。最初からつまずく。では森吉山はどうだろうか。インターネットで調べてみる。森吉スキー場は今シーズン休業になっている。田沢湖周辺や八幡平周辺はこの春行ったばかりだし、蔵王は人が多そうだ。裏磐梯や吾妻あたりは年末に雪があるんだろうか、スキー場しか滑れないかもしれない。
迷いに迷ったあげく、フェリーの関係もあって北海道に変更することにした。旭岳や十勝連邦周辺だ。天気が悪ければスキー場で、良ければバックカントリーに出かけることもできる。温泉だってある。安いユースホステルもある。ついでにサッポロラーメンだって食べることができる。来年は早めに年末年始の計画を立てなければいけない。雪の便りが届きだしてからでは遅いのだ。どうしても積雪が気になってしまい、行き先が決まらなくなる。夏に計画を立ててしまえば、雪のあるなしを気にすることもない。
いつも行き当たりばったりの旅になってしまう。計画性のない自分が嫌になる。この年末年始の北海道の旅がすばらしいものになることを祈るばかりだ。
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昨シーズンからひとつ考えていることがある。ノルディックへの回帰だ。ここ10年のテレマークスキーの進化はとどまることをしらない。板は年々太くなり、ビンディングは改良され、ブーツは滑走性重視になっている。道具の進化に伴い、テレマークの守備範囲も広がった。今までなら尻込みしていたような斜面にもテレマークで入れるようになった。これはこれで悪くない。私自身、道具の進化のおかげでいろいろな山でテレマークを楽しめるようになった。テクノロジーの恩恵である。
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立山から戻って以来、どうも身体の調子が悪い。微熱がでて、偏頭痛がおさまらない。立山での初滑りもいまひとつだった。おまけに年末年始の計画がまったく白紙だ。これまで立山での初滑りを目標に日々を過ごしてきたが、これからの予定が決まらず目標喪失の状態に陥っている。身体の不調も重なって、明日への活力がわいてこない。心身ともにかなりやばい状況である。
ここ2年ほど年末年始はカナダに行ったが、いずれも雪は少なかった。とあるスキー場では下部に雪がなく、リフトに乗って下山するはめになった。雨も降った。日本では12月初旬から大雪だったのに。次の年末年始は日本で過ごそうと心に誓った。行くなら私にとってのテレマークの聖地、東北だ。東北巡礼の旅、温泉と深雪ざんまいの旅をしようと考えていた。だが、暖冬予報のこの冬、年末年始に雪はあるんだろうかと悩んでしまう。雪の状態を見て、信州か上越あたりのスキー場で遊んでいたほうがよいかもしれないと迷いが生じる。そんなわけでいっこうに予定が立たないのだ。悩める日々が続く。
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今年も立山初滑りに行ってきた。悪天候の天気予報とは裏腹に晴天続きの立山だった。天気は良かったが、数日前に降った雨のせいで全面縦しま模様になっている。まるで5月下旬の山の様相である。新しい雪もまったく降らなかった。剣沢や山崎カールは比較的ましだったが、他の斜面はテレマークには苦行そのものだった。デジカメの感度をISO400に設定していたため、ほとんどの写真が露出オーバーで使い物にならない。おまけに立山最終日から妙に体が重いなと思っていたら、月曜日になって熱がでてきた。のども痛い。07シーズンの幕開けはぱっとしないものになってしまった。でも雪が良かろうが悪かろうがこの時期の立山は行くことに価値があるのだ、と負け惜しみ。まだしばらくは山歩き旅が続きそうだ。
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究極のワンデイツアー用スキーザックを求めて、今年も新しいザックを購入してしまった。オスプレーのスイッチ36である。ツアースキーで常に身につけるものがザックだ。毎年のように新しいザックを購入するのだが、帯びに短し、たすきに長しで、なかなかこれというものが見つからない。私がツアースキー用のザックに求めることは、ショベルやプローブなどの必要な装備が効率よく収納でき(もちろん取り出しやすくなければならない)、スキーが取り付けやすいということだ。また、シンプルで軽量、何よりも背負いやすくなければならない。
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風に飛ばされた雪が顔に当たって痛い。休憩していてもザックから食料を出す気にならない。フードを被り、風を背に立ち尽くしているだけだ。同行していたスノーボーダーがつぶやく。「ペンギンの気持ちがわかるなあ」極地の風雪のなかで立ち尽くす皇帝ペンギンの姿が思わず目に浮かんだ。
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バックカントリーのスキーで欠くことのできない道具のひとつがゴーグルだ。吹雪の時などゴーグルがないと一歩も進めない。しかしこのゴーグルが私にとっては悩みの種なのだ。
八甲田で深雪を滑ったときに転倒、柔らかい雪で立ち上がるのに大汗をかいた。ゴーグルが曇り、やがてレンズに水蒸気が凍りついた。いったんこういう状態になると、レンズを拭いても拭いてもすぐに凍りつく。前が良く見えない状態で滑るのでまた転倒する。しまいには吹雪の中をゴーグルをはずして滑らざるえなくなった。
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夏もテレマークをしたいと思い、何回かニュージーランドに出かけた。異なる景色を求めてカナディアンロッキーにも足を運んだ。自分の知らない場所を旅することは楽しく、スキーライフにアクセントを添えるという意味ではいいものだ。でも、私は日本の山、日本の雪が一番好きだ。
夏も冬も日本の山は美しい。決して愛国主義者でもナショナリストでもないが、本当にそう思う。海外の山もまた美しいが、絵葉書的な美しさで自分とはずいぶん距離がある。日本の山を歩いていると、何かほっとするものを感じる。自分の身体の一部になっているような気がするのだ。
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最初に断っておくが、どこかのスキー場や宿からお金をもらっているわけではない。極めて個人的な嗜好を書いているだけである。
私のお気に入りのスキー場は長野県の戸隠スキー場だ。最初に戸隠に行ったのは、戸隠森林植物園でクロカンをするためだった。ついでに戸隠スキー場にも立ち寄ってみた。すぐにこのスキー場が好きになった。戸隠スキー場が真面目なスキー場だからだ。
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昨シーズンは大雪で開幕した。雪国で暮らす人々は屋根の雪おろしや道路の除雪で大変だったと思う。雪が降り続き、うれしいような気の毒のような複雑な気分だった。
毎年、シーズンはじめには足慣らしをかねてスキー場に行く。いつもなら雪不足のためオープンしていないことも多いのだが、今シーズンは様子が違った。行くところ行くところすべてパウダーだったのだ。まず12月中旬の野沢温泉。ゴンドラであがった上部ゲレンデしかオープンしていなかったが、半端じゃない雪だった。圧雪していないところへ行こうものならラッセルである。しかも重い雪。まだオープンしていない斜面を下ったが、あのシュナイダーの急斜面ですら直滑降でも止ってしまう。緩斜面はすべて下りラッセルだった。
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先日、ブログ更新マイペース宣言をしたにもかかわらず、性懲りもなくまたくだらない記事を書いている。暇なんだろうか。
テレマークスキーをはじめてかれこれ15年になる。はまりやすく飽きやすい性格の私にとって、15年は驚異的な長さといってよい。なぜ、こんなに長く続いているのだろうか。
テレマークスキーを始めたころ、どこのスキー場でも自分以外のテレマーカーを見かけることはなかった。圧倒的な少数派だったのだ。リフト待ちをしている間、知らない子供から「あのおじさんのスキー壊れてる!」と指さされたこともあった。細い板に革靴で踵を上げてターンし、緩斜面を転げ回っている姿は、多くのスキーヤーの目にかなり奇異に映ったに違いない。
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はまりやすい性格ということは以前に書いた。今、はまっているものはウェブサイトの製作である。実は1ヶ月ほど前にはじめて自分のウェブサイトを開設した。これまでの山旅を記録に残したかったことと、スタイルシートなどウェブ技術を練習するためだった。ウェブデザインやウェブの技術に詳しいわけではなく、はっきりいってまったくのど素人である。ものすごく時間がかかったが、試行錯誤の繰り返しで何とか開設することができた。
ウェブサイト公開後も、中身を整備していくのが大変である。毎晩遅くまで、過去の記録や写真を整理して、記事を書かなければいけない。仕事をしている身としては、家に帰ってから寝るまでのわずかな時間しか自由に使えない。コンピューターに向かい合う日々が続いた。そのおかげで、休日には疲れきって山に行く気力がでてこない。生活に余裕がないと山には行けないのだ。週のはじめからガイドブックやインターネットで情報を収集し、「この週末はどこに行こうかな」と考える。そしてプランが徐々に具体的になっていく。この時間が楽しいのである。週末の天気を調べ、山の様子を想像したり、装備を準備し、食料計画を立てたりする。ところが今、そんな余裕がなくなってしまったのである。
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小物おたくである。はまりやすい性格である。特に山道具関係の小物には目がない。ここ数年で一番はまったのがハンディGPSだ。カシミールという素晴らしいソフトのおかげで、いろいろなことができる。自分が行きたいルートをカシミール上で作成し、GPSに転送。私のGPSは地形図の表示が可能なタイプで、実際に山を歩きながらカシミールから印刷した地図と画面の表示を照合して現在位置を把握することも簡単だ。
自分が歩いた軌跡をパソコンに転送し、カシミール上の地図に描き出すこともできる。この軌跡(トラック)データの収集に一時期はまってしまった。これがけっこう忙しい。週末の計画にあわせて、カシミール上でルートを作成し、印刷したりGPSに転送しておく。山から帰ったらトラックデータをパソコンに転送して確認。トラックデータがどんどんたまっていくのがうれしかった。しかしデータの整理がすめば、もう次の山行の準備をしなければいけない。しばらくそんな生活を続けているうちに、行きたい山があって山に行くのか、GPSのトラックデータを取るために山に行くのかわからなくなってきた。
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影響を受けやすいタイプである。きっかけは一本のスキームービーだった。アンパラレルド・シリーズの第4作『ロスト・シーズン』、ルイジという男がスキーに対する情熱を語る印象的なシーン。「情熱いうのとは、自分の中で制止することができない何かのような気がする・・・それがどれだけ期待はずれであっても・・・」その通りだ。まったく同感だ。
その男は、リヴィーニョに4代続くホテルのオーナーだった。なぜかリヴィーニョに行ってみたいと思った。行かなければならないと思った。神の啓示というものがあるとしたら、こういうことなのかもしれない。ところで、リヴィーニョってどこにあるんだ?
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もともとスキーがうまくてテレマークスキーを始めたのではない。冬山をバリバリ登る登山家だったわけでもない。山歩きが好きなただのハイカーだった。今でもそうだ。冬の上高地でクロスカントリーをしようと思ったことがテレマークスキーを始めたきっかけだった。
道のないところを自由に歩けることがやたらうれしかった。ふだんなら薮に覆われてとても歩けないような場所も、スキーなら自由に歩ける。こどもの頃、ゴム長靴におもちゃのようなスキーをつけて雪に覆われたたんぼの上で遊んだことを思い出した。あのころから少しも進歩していない。今でも滑るより、歩く方がどちらかというと好きだ。
パウダーを滑ることは楽しいが、パウダー命というわけでもない。アドレナリンが吹き出すような斜面を滑りたいわけでもない。ただ自分が行きたい場所があって、できればテレマークで行ってみたいと思うだけだ。要するに中途半端なテレマーカーなのである。
だからいつまでたってもうまくならないし、テレマークの旅ではいつも苦労ばかりしている。でもテレマークスキーと出会ったおかげで、いろいろなところに行くことができた。たくさんの人と出会うことができた。テレマークはやっぱり素敵な旅の道具だ。
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暑い日が続いている。私の暮らす関西などは連日熱帯夜だ。確実に亜熱帯化している、と思う。テレマークの旅をメインにブログを立ち上げたものの、題材探しに困ってしまう。早く冬にならないかなどと子供じみたことを思いながらも、この熱さの中ではスキー旅の楽しみなど書けやしない。同じようなテーマのブログもこの点では苦労しているようだ。多くは自転車やクライミングなど夏用のアウトドアテーマでしのいでいる。だが、ひとたび白い粉の魅力に取りつかれた者には、同じ情熱を他のスポーツに注ぐことが難しい。
できれば1年中スキーをしたい。でも難しい。世のテレマーカーたちはどうやって夏を過ごしているのだろうか、というのが本日の話題なのである。
テレマーカーには自然を楽しむ達人が多いような気がする。スキー以外にもカヌーやカヤック、沢登や渓流釣り、クライミングや登山、そして自転車などのアウトドアスポーツを楽しむ。自然を楽しむ達人だからテレマークを始めたのかもしれない。また、テレマーカーには道具おたくのような人が多いような気もする。自分もそうだ。この冬に使う板やビンディングの情報を集め、今年の冬はこれでバッチリだとひとりニヤニヤする。それは新しいザックだったり、GPSなどの小物なのかもしれない。これはこれで正しい夏の過ごし方だ。
あるいはクーラーの効いた涼しい部屋でビールでも飲み、来るべき冬を想いながらスキー雑誌のページをめくったり、スキーのビデオを楽しんでいるかもしれない。私も『アンパラレルド』のビデオを何回見ただろうか。「同じビデオばかり見てよく飽きないわね」と奥さんも感心するくらいだ。自分でも感心してしまう。山スキーのルート図集を眺めながら、今年の冬はどこに行こうかなといろいろ思いをめぐらすのも楽しい。そのうち、見知らぬ山をスキーで歩いている自分の姿が目に浮かんできたりするから、もはや妄想、いや幻覚である。
おそらく多くのテレマーカーたちはこんな風に暑い夏をしのいでいるのではないだろうか。それとも私だけなんだろうか。いずれにせよ、早く雪が降らないかな・・・
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これまでずいぶん長い間山旅を楽しんできました。私の山旅もテレマークスキーに出会ってからは、テレマークの旅が中心になっています。旅の記録やテレマークスタイル的な視点で日々感じたことなどを記録していきたいと考えています。
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