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2011-12 冬旅日記(山形・福島編)

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東北旅も終わりに近づいてきた。山形を急ぎ足で通過し、大晦日には福島に行かねばならぬ。

12/31 西吾妻山(山形)

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前日、北泉ヶ岳へのツアーを終えて山形へと移動。山形道は事故で閉鎖、途中から国道を進むはめになる。笹谷峠手前で再び高速に乗り、山形市内へと向かった。クロカングッズの聖地?富士スポーツを訪ねたかったのである。富士スポーツは山形市内にあるものだと思いこんでいた。スマホで検索すると、なんと尾花沢市に本店があるらしい。今更北には向かえず、天元台スキー場へと向かう。

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米沢市内のコンビニ駐車場で車中泊。早朝、暗い中を白布温泉に向かう。除雪前で怖いような道をひた走る。天元台ロープウェイに着いた頃、やっと明るくなってきた。始発のロープウェイでスキー場に上がった。ガスで視界がない。上部のリフトもまだ動いていなかった。リフトで回して初めてのスキー場を楽しんでいるうちに上部のリフトも動き出す。ゲレンデトップまで上がった。すでに10時だ

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シールを着けて先行者のトレースを追う。すぐに追いついた。稜線に出たところでトップを変わる。視界は悪く、西吾妻へのだだっ広い稜線は嫌らしい。後続の方のGPSで位置を確認してもらいながら進んだ。11時半頃、西吾妻山の頂上に着いた。若女平に向かう方々とお別れし、トレースを頼りに一人天元台へと戻る。一瞬ガスがきれて、中大巓方面の山が見えた。スキー場に戻り、ロープウェイで白布温泉に下った。ひと風呂浴びてから福島へと向かう。

1/1 箕輪山(福島)

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大晦日は道の駅「つちゆ」で寒くて寂しい車中泊。初日の出を拝み、箕輪スキー場へと移動した。登山届けを提出し、一回券2枚で1500mのゲレンデトップへ。シールを着けて登行開始。ダケカンバの幼木が密集していて右往左往しながら右手の尾根に取りつく。小灌木の間を縫って登った。山頂直下100mぐらいからは這松の上にクラストした雪が被さったでこぼこ斜面だ。

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クラスト雪を踏み抜き難儀する。どこを登って良いのやら途方に暮れた。ほとんど水平の移動を繰り返し、じりじりと高度を上げる。11時頃、やっとこさ山頂に着いた。鉄山へと続く尾根を眺めてから下山を開始する。シールを着けたまま登山道のある南西方面の尾根を下った。登山道をはずすと這松のトラップで進めない。這松地獄を終えると、今度はダケカンバの小灌木で行く手を塞がれる。藪の隙間を縫うように下降した。

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樹林帯に入ってほっとした。やっと滑れると思ったが横向温泉への斜面は笹藪が密集していて滑れそうにない。諦めてスキー場に戻った。横向温泉で汗を流し、裏磐梯の今宵の宿「ポローニア」へと向かう。元旦の日のポローニアにはカラファテのKさんや雑誌「パウダーガイド」のIさんが同宿だった。宿のオーナーの桐澤さんをはじめ、日本のテレマークにおける大御所が集合だ。夜遅くまで楽しいテレマーク談義に同席させていただいた。

1/2 ポローニアの裏山(福島)

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午後には長野方面に向かう予定だ。当初は銅沼周辺のクロスカントリーコースで遊ぶつもりだったが、まだ雪が少ないから危ないと桐澤さんからアドバイスされる。巨岩が多く、岩の間の穴が埋まりきっていないらしい。混雑したスキー場は嫌なので、ポローニアの裏山にステップソールで登ることにした。同宿されていた方々にお別れし、ひとり裏山へ。宿から見えている小さなピークまでのクロカン散歩だ。

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小さな尾根に取りつく。スノーシューのトレースがあった。少々藪っぽいが、なんとかスキーで歩ける。クラスト気味の雪にステップソールは歯が立たず、早々とシールを装着。カモシカの足跡やスノーシューのトレースをたどりながら尾根を進んだ。ブナも多く、気持ちの良い尾根だ。チリリンという熊鈴の音に顔を上げると、先行していたスノーシューの方が見えた。追いついて挨拶する。犬を連れた女性の方だった。こんなところで人と会うとは思わなかった。

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先に行かせてもらう。小さなピークに着いて一休み。ここから往路を引き返した。雪もちらつき出した。地図も持っていないし、トレースをたどって戻るのが正解だ。登ってくるスノーシューの女性と再びすれ違う。聞けば大阪の方らしい。裏磐梯の裏山で関西人に出会うなんて驚きだ。藪っぽい斜面を滑り降り、ポローニアに停めた車まで戻った。滑るというよりはただ降りただけだが、東北冬旅の最終日もけっこう楽しめた。滑れなくても、無名の場所でも、テレマークで遊べば楽しい。

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